TPPってなんぞや?
2010年11月01日
なるちゃん at 23:57 | Comments(0) | とりあえず・・・

最近何かと話題になっているTPP(環太平洋パートナーシップ協定)。
詳しいことは分からんが、環太平洋地域の国々で輸出入に関して関税を撤廃して自由に物の行き来をしよう!っていうことでしょ。
たぶんね。大筋では合っていると思うよ。
これに締結すると、雇用促進されるし、国内企業の成長も見込めるので経済としては万々歳ってとこでしょ。農作物だって、輸出するにはすっげー有利に働くことこの上ない。だけども、米と牛肉に一番の問題が・・・
米って外国からの物に関しては日本は関税が778%っていう信じられないぐらいの高率の税金が課せられている。ま、これで国内の米農家を保護しているわけだけども、それだけの税金をかけないと国内の米は外国産米に比べるとべらぼうに高い。
これがもし撤廃されるととんでもないことになる。
そりゃ、幾ら安全で美味しいとは言っても、価格が100分の1の価格で他の国の米がスーパーなんかで売っていたら目移りしちゃうんじゃないのかな?
他の農作物に対しても10〜30%程度の関税の撤廃が予想されるけど、リンゴやオレンジなんかは多少の値段の差は何とかなると思う。でも、多少だろうね。米なんて多少どころの騒ぎじゃない。たとえばの話、3000円の米と10円の米。どっちが良いかと言われれば一瞬考えちゃうと思う。ここで食費を削れば、子供の学費や家族旅行代がすぐに貯まってしまうなんて主婦は考えるでしょう。
危険な条約だけど、これは締結しないと日本という国を考えると締結しないわけにはいかない。周辺諸国がこぞって締結している中で、締結しないと孤立して、輸入が滞ってりしまうなんて事態もありうるからね。
締結するにしても、それなりの法整備と国内環境で農家が生き残れるようにしないと、自給率は10%切るぜ!
今のままばらまき保証制度程度でこの条約を締結したら、米農家の半分以上は廃業を考えると思うしね。
あ、葡萄だって例外じゃない。葡萄以外にもやっすい海外からの果物があれば、わざわざ高い国産果物なんて見向きもされなくなる危険性もはらんでいるからね。
何の対策もせずに締結したら、日本から農家が姿を消す恐れありだね。いくら安全で美味しいって良い物作っても、価格が10倍以上違えば人って安い方へ行くだろうし、この不景気で少しでも支出を減らしたい家計は安くてそれなりならって流れると思う。
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今日はマジメにブログ書いちゃった。

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